2014年2月20日木曜日

『百年の孤独』

本題に入る前に・・・今回の風邪は酷かったです(/_;)

喉と頭が痛く、寝たり起きたりの状態が一週間。それから鼻風邪に変わってヒドイ涙目に(泣)咳が少し残るものの二週間が経ってやっと元気を取り戻しました。

ツライ風邪でしたが、あれやこれや膿を出し切って現在ではデトックスしたような爽快感を感じています。元気が一番の幸せだね。

さて、少し前になりますが今年初の読書会をしました。今回のテーマはガルシア・マルケス『百年の孤独』です。


難しかったーー!!


途中で何度も頭が混乱し、またその独特の世界観は夢に出てくる(うなされる)ほどの強烈さで「これは絶対に読了無理!」「お手上げ!」と叫んでいましたが、何とか読書会までに読み切ることが出来ました。今回ばかりは自分を褒めてやりたい気分です。

内容はというと、簡単に言うと南米の村、開拓者の一族の百年に及ぶ物語なのですが、かなり幻想的で現実との区別が付けにくく(←この点が最も私を苦しめました)欲望・絶望・悦楽・葛藤と、とにかく激しい物語です。ただ後半からは前半と比べてスピード感があり、物語の奇想天外っぷりに「何でやねん?」とツッコミを入れ、面白がる余裕も出ていました。

司会のMさんからの質問「どの登場人物に共感しますか?」に「レメディオスです。共感する理由としては、彼女だけが孤独を知らなかったからです」と答えていました。でも本当はフェルナンダの完璧主義に「私と似ているかも・・・」と感じていたことは黙っておきましょう(笑)


そして何より南米文学の「マジックリアリズム」という分野に初めて触れることが出来たのは、とても良い経験でした。