2011年4月4日月曜日

『キングコーン』

四月からゴミの分別がさらに細かくなりました。

リサイクルに関しては、メーカーの企業努力も多く見受けられます。例えばアトムの缶詰、プルトップの蓋まで紙製になっていたりして、消費者の手間を削減する工夫が出てきてうれしいです。

さて、映画の話しに・・・アメリカ映画『キングコーン』を観ました。

牧歌的な映像と音楽の中おっとり2人組が問題を究明していくドキュメンタリーです。内容はアメリカのとうもろこしを巡る様々な問題、初めて知ったことが多くてかなり衝撃的でした。中でもコーンシロップ(果糖液糖)の問題は驚きです。

これまで「自然の食品由来なので安全なのでは?」というイメージだったコーンシロップ。しかしトランス酸脂肪と同じく代謝に問題があり、糖尿病を引きおこしたりする安全ではない食品だと知って、本当に驚いています。

このコーンシロップ、日本では『果糖液糖』と名付けられた製品(添加物)について、自分でも調べてみました。日本ではJAS規格で果糖の少ない順から

「ブドウ糖果糖液糖」
「果糖ブドウ糖液糖」
「高果糖液糖」

と表記するように定められています。早速冷蔵庫を点検してみると・・・液体調味料を始めとして幾つか見つけてしまいました。もったいないけれど処分を考えようと思います。ダンナさんがマラソンの時に利用する「エネルギー即効補給飲料水」にも多量に含まれているようで、心配です。

怖い・・・。

この穀物由来(日本では主にさつま芋)の加工甘味料は、甘味が砂糖より強いのにカロリーが低く、安価で扱いやすいので多くのメーカーが扱っているようです。アメリカでも最近になってやっと問題になって来ているくらいなので、日本ではまだまだ野放し状態なのでしょう。

メーカーがリサイクル問題に積極的に取り組むくらい、食品添加物の問題にも企業努力をしていただけることを望みます。「意識の違いは、品質の違い」主婦をはじめとする消費者は、ちゃんと気付いているはずです。