2014年6月25日水曜日

食の安全(ビタミンC)

久しぶりの「食の安全」シリーズです。

きっかけは、コレステロールが気になり始めてペットボトルの緑茶をよく飲むようになったダンナさんの一言でした。

「ペットボトルのお茶に、どうしてビタミンCが入ってるのかな?」それに対し自信満々に「酸化防止のためでしょう」と答えました。でもビタミンCがどうして酸化防止になるのか、そもそもビタミンCは何から出来ているのか、まったく知りません。

そこで調査!

*つづき*

ビタミンCはアスコルビン酸(L-アスコルビン酸)という、酸味付けや酸化防止を目的として使われる食品添加物のようです。ただ飲料水(特にお茶など)の酸化防止剤として使用するには、酸味が味の邪魔をしてしまうので、酸をナトリウム塩に変化させた酸味の無い、また水溶性の向上した「アスコルビン酸ナトリウム」にして使っているようです。

ここで疑問、どうして成分表示には「ビタミンC」と書くの?

「酸化防止剤」と書くより安心感があるから?ビタミンCって聞くと体にも良さそうだし、その辺りの理由なのでしょうか。詳しくは分かりませんでした。

そしてさらに調査していくと、そのアスコルビン酸(ビタミンC)の危険性を知ることとなりました。保存料として使われている安息香酸、および安息酸ナトリウム(今話題の、通称=ア○ナカっていうものでもあります 汗)と、アスコルビン酸(ビタミンC)を一緒に摂取した場合、ある一定の条件下で反応が起こり「ベンゼン」という発がん性のある物質を生成してしまうそうなのです。

日本では2006年に調査が始まり、酸味付けとしてアスコルビン酸、保存料として安息香酸を同時に使っていた、31製品の清涼飲料水の回収が行われました。よって現在では、そういった商品を手に取ることは少なくなっているようですが、サプリメントなどには、まだ二つの添加物を使った製品もあります!要注意です。

しかしまだ問題はあります。

別々の商品で、それぞれの添加物が入っているものを同時に摂取した場合は?ということです。可能性の高い、かなり身近な問題で(我が家の冷蔵庫にも、それぞれの添加された製品がありました)これは消費者が自主的に気をつけなければ、回避することはできません。

ただ、こういう考え方もあります。

添加物の入っていなものを選べば何も問題ありません、簡単な話し。「早くて便利」を選びたい、あるいは「安全性が報告されている、危険性は低いから添加物が入っていてもいい」というのであれば、それはその人の考え方。結果がどう出るかは、その人の責任。(←『食品の裏側』安部司さんの言葉)

本当にそうですね、誰かのせいにしている場合ではありません。自分で判断します。

では、話しを元に戻して・・・

ペットボトルのお茶ですが、その茶葉からお茶を摘出する過程においても、家庭で入れるお茶とはかなり違う方法を採っているようです。初めて知りました。情報が正しいのかよく分からないのと説明するのが難しいのとで、ここには詳しく書きません。まぁ「驚いた」とだけ。

当のダンナさんですが、あれだけ気に入っていた「○○○○緑茶」は、もう止めることにしたみたいです。肝機能への影響があると言われる、高濃度カテキンも(←あれ? 笑)気になるところだったので、こちらとしても止めてもらえて安心です。

と、またもや(疑心暗鬼探偵の)レポートでした(p_-)