2012年12月12日水曜日

『時が滲む朝』

10日ほど前になりますが、今年最後の読書会をしました。

今回の課題は楊逸(ヤン・イー)さんの『時が滲む朝』です。

日本語で書かれた中国文学ということで、とても興味深く楽しませてもらえました。挫折と希望が入り混じった、すっぱくて苦くて瑞々しい小説です。タイトルにちなんだ朝焼けのシーンや「人間の生きざま」を上手く反映させたシーンが印象的でした。


※「中国茶をいただきながら」と趣のある会だったのに、その場での写真を撮り忘れてしまいました。

読書会の感想を(司会をさせてもらったので進行方法について)

久々の「小説」での司会だったせいか、あらずじを追うことに一生懸命で、皆さんの感想を聞くのが疎かになってしまったかもしれません。司会者がきちんと本の内容を把握しておけば、あとは漠然と「どうでしたか?」と振って「気になった箇所はありましたか?」「ここの箇所はどうでしたか?」と質問するだけで良かったのかも。

と、多少の反省はあるものの、今回もとても充実した楽しい読書会でした。

あと、今回からKさんのご紹介でアメリカ人の方が参加してくれることに!可愛らしい雰囲気の方でユーモアもあり、文学の知識豊富な方なので、今後ますます読書会が楽しみです。