2010年10月13日水曜日

成熟した人間

昨日は、ダンナさんに誘われて外出。

オープンテラスのカフェでランチをしながら沢山話しをしました。「私は今の生活に不満なく、確信を持って日々を送っている」と言うとダンナさん「それが本当の自信だと思うよ」と言ってくれました。

最近、雑誌の見出しなどで「ブレない女になる」そんなタイトルをよく目にします。「ブレない」が良いとされる時代なのでしょう。先日会った新婚さんに「お互いどこが決め手になったの?」と聞くと「ブレないところ」と答えてくれました。「ケンカはしないです」という初々しいカップルは、穏やかで平和そうでとても微笑ましかったです。パートナーに「ブレない」部分を感じられれば、結婚生活も有意義で平和なのでしょう。

合理的で賢明な、調和を第一とした考え方の人は自信に満ち溢れています。でも、昨日ダンナさんが認めてくれた私の「自信」は、その「ブレない」自信とは違うのです。周囲に抵抗しながら、自分に確認しながら・・・そうして現在の確信を持ったからです。

「立ち止まって考える余裕を持ち、悩んだとしてもそれが人間の成熟となる」そうダンナさんは自分の考えを話してくれました。私もその考えに賛成です。成熟していく大人と、ただ時間を重ねるだけの大人は、区別できると思います。

幾つになっても疑問を持ち、自分に立ち返りながら確信を得ていきたい。賢明であることは、調和するための「ただの手段」なのだから、それだけで大人になったと思ってはいけないのです。

ダンナさんが口にした「人間の成熟」という言葉から、深みのある人間になろうと決心した秋の午後でした。